「タカシー!!」
「何だ、いきなり!?」
破れかぶれでした。
僕はタカシの名前を叫んでいました。
割井君もいきなりの事に、動きを止めます。
『トモヤ……』
すると、なんと。
タカシが返事をしてくれたのです。
場所は……そっちだ!
「おい、やめろ!」
割井君が止めるのを無視して、声がしたほう……ボール入れのほうに向かいます。
よく見ると、その横にはタカシが置いてありました。
「ちくしょう、ばれたか。ち! もう許さねえぞ!」
「タカシ……タカシ……!」
更に怒りのボルテージを上げ、僕らのほうへ走ってくる割井君。
僕はまた、タカシの名前を呼んでいました。
『自動防衛機能発動……』
「は?」
タカシとは違う声で、わけのわからない言葉が聞こえました。
『コノ機器ハ、アト数秒デ自爆シマス……』
「えぇ!?」
-BAD END-